死亡事故で弁護士をお探しの方へ
1 早めに弁護士に相談を
死亡事故に巻き込まれた遺族の方は、突然のできごとで大変な状況であると思います。
また、悲しみの中で対応すべきことがたくさんあり、事故による賠償への対応まで手が回らないこともあると思います。
しかしながら、今後の生活や亡くなった方の無念さなども考えると、相手方にきちんと賠償してもらうことがとても大切になります。
個人で対応することは難しいと思いますので、早めに弁護士に相談することをお勧めします。
2 死亡事故による損害の項目
死亡事故が発生した場合の主な損害項目には、死亡慰謝料、逸失利益、葬儀費用といったものがあります。
死亡慰謝料は、交通事故によって被害者が亡くなった場合の慰謝料になります。
亡くなった方が、一家の支柱だった場合には2800万円、母親や配偶者だった場合には2500万円、その他の場合には2000万円~2500万円が目安とされていますが、事故の状況等をふまえて増減されることがあります。
逸失利益は、死亡事故がなければ将来得られたであろう利益のことをいいます。
逸失利益は、通常、亡くなった方の事故前の収入を基礎として、67歳まで働けると想定し、中間利息や生活費の控除などを考慮して算定します。
葬儀費用は、葬儀のために要した費用になります。
そのほか、状況によっては、近親者の慰謝料を請求できるケースもあります。
3 死亡にともなう諸手続き
死亡事故が発生した場合、亡くなった方の相続に関する手続き、遺族年金等の年金に関する手続き、給与所得者の場合には退職関係の手続きといった諸手続きが必要になることがあります。
4 死亡事故に関する弁護士の探し方
死亡事故が発生した場合、相手方にきちんと賠償してもらうためにも、交通事故に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。
また、相続などの手続きが発生することも考えると、交通事故だけではなく、相続などの分野も対応できる一定程度の規模の弁護士事務所の方が、安心して相談できると思います。
最近は、インターネット上の情報も充実してきているので、インターネットで検索してみるのもよいでしょう。
交通事故について弁護士に相談する場合に準備すべきもの 賠償額の計算方法